事前予約全ハズレ!それでも万博は楽しめる?おすすめ海外パビリオンも紹介

体験記
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ついに、大阪万博2025に行ってきました。

ところが、事前予約では行きたいパビリオンは見事に全ハズレ。

どうしても入りたいパビリオンがあったので、万博に行く前から超ショックでテンションダダ下がりでした。

事前予約で入れるパビリオンはない状態。
当日は本当に楽しめるのか不安でした。

私のように事前予約に何も当たらなかったけど万博楽しめるのかなと不安に思う方も多いはず!そんな状況で本当に万博を楽しめるのか一緒に見ていきましょう!

事前予約がなくても大阪万博は楽しめるのかとか私が回った数々のパビリオンの中からおすすめのパビリオンも紹介します。

事前予約でまさかの全落ち

万博のチケットが取得できると入場前にパビリオンの入場予約ができます。

私は大人気のnull2と日本館にぜひ行ってみたいと思い、1ヶ月前予約にはこの二つに絞って5つの枠予約しました。

平日に行くわけだし、どれか一つは予約取れるんじゃないかなと淡い期待をしていたのですが、いざ、当落結果発表当日にはまさかの全落ち。

行きたいと思っているパビリオンに入れないと言うのは正直虚しい気もしましたが、当日は行き当たりばったりで楽しもう!と決意するのでした。

万博当日

事前予約には見事に全部外れてしまいましたが、それでも万博のチケットはあるので、万博には入場して回れるパビリオンを自分で見つけなければなりません。

入場後簡単にパビリオンに入れるのかなと不安に思っていましたが、平日ということもあってか意外とすんなりと回ることができました。海外パビリオンがメインですぐに入ることができるパビリオンもあったり、並んだとしても30分以内には入れるパビリオンもありました。

回れたパビリオン

滞在時間 AM10:00~PM4:00(6時間)
計18個

  • カタール
  • UAE
  • ポルトガル
  • コロンビア
  • トルクメニスタン
  • ノルディック・サークル
  • マルタ
  • チェコ
  • 中国
  • スイス
  • ブラジル
  • バーレーン
  • オマーン
  • インド
  • インドネシア
  • オーストラリア
  • サウジアラビア
  • スペイン

おすすめパビリオン

これだけ多くのパビリオンを回りましたが、そのほとんどが万博用に作られた映像作品を鑑賞するか、手元の小さい画面をタッチパネルで操作して説明を受けるスタイルでした。わざわざ万博会場へ足を運んで得られるものがYoutubeやインターネットで体験できるコンテンツなら家でやれることと一緒やから意味ないやん!と正直感じてしまいました。

しかし、中には映像作品だけでなく、展示物をメインにしているところがあり、そちらは魅力的で万博に行った意味を感じることができました。

ここからは私が行った18個の海外パビリオンの中でおすすめを5つ紹介します。

トルクメニスタン

パビリオンに入ったあとすぐは他のパビリオンにもよくある映像作品を見せられるのですが、この映像作品で退場させられてしまうパビリオンが多い中でトルクメニスタンのパビリオンはここからが凄かったので紹介したいと思います。

階段を上がるとトルクメニスタンの文化を紹介するコーナーが設けられていて、主要産業や教育について実物を展示しながら回れるのでとても勉強になりました。

日本人だと国名にスタンとつく国々はあまり馴染みがなく、どの国もそれほど発展していないのかなという認識があるかもしれませんが、このパビリオンに入ればその認識を改めさせられるいい機会になるはずです。

スイス

入場して左手すぐに出迎えてくれるのは切り絵アートです。
アルプス山脈を背景に人類の発展とスイスに縁のある物を題材にしたテーマが多かったです。
私はこの切り絵の中でもアンシュタインがいて少しテンションが上がりました。

expo_1

パビリオンの中には他にも言葉を発するとシャボン玉を発生させることができる装置があるスペースや人類の発展に寄与した数々の発明品の展示場がありました。

最後はブランコに乗ったハイジのパネルを前に記念撮影できるスポットが設けられています。

expo_2

映像にこだわらず、ほとんどが展示物だけで構成されているパビリオンだったのでオススメの一つです。

中国

入り口からただならぬ装いを解き放っている中国パビリオン。巨大な竹簡がその目を惹きます。

中に入ると歴史的に貴重なものが展示されていたり、巨大なスクリーン上で綺麗な映像を流すのがメインでしたが、中でも驚いたのが、各展示物の前の透過モニターです。

多くのパビリオンが展示物の詳細な説明を手元にあるタッチパネルモニターで操作する方式を採用しています。モニターの内容は位置的に操作する人しか見ることができないのと表示される情報のほとんどが文字情報でわざわざ操作する気力さえ起きません。

ところが、この中国館の透過モニターは展示物が展示してあるケースの前側に貼り付けられていて、そのまま指で触れて操作することができます。まさかの最新テクノロジーを中国館で体験できるとは夢にも思いませんでした。

各展示スペース間の通路の壁面には日本と中国との歴史の中での数々の交流場面を木彫りで表現されていて歴史を少しかじっている私にとっては込み上げてくるものがありました。

また、大阪万博といえばアメリカ館の月の石というイメージがあるかと思いますが、それと対をなす存在として中国館では月の砂が展示されていました。

少しだけ列が並んでいたので興味本位で見にいくと、展示台の上に拡大された埃のようなものが展示してあるだけで特に驚きなどは感じませんでした。

最新テクノロジーに触れたり、貴重な展示物を目にすることができ、とても満足できるパビリオンの一つでした。

バーレーン

万博の中でも珍しいエアコンがないパビリオンの一つです。

日中の37度近い猛暑日の中、30分近く行列に並んでやっと入れたパビリオンだったので、入場後に係の人からエアコンがないと聞かされた時はマジかよ・・・と落胆してしまいました。

しかし、そんな落胆具合を覆すほど、素晴らしい展示があったのでお勧めするパビリオンの一つで紹介します。

入場後の最初の案内人からバーレーンパビリオンに簡単な説明があった後、階段を上がるとバーレーンで使用されているカヌーのレプリカが展示してあり、そのカヌーの前で次の案内人からカヌーに関する説明を含めてバーレーンについての紹介がありました。

ちなみにカヌーはほとんどがヤシの木から作られていてヤシの木同士を繋ぐのにココナッツの繊維が使われていると教えてくれました。

カヌーの前での説明が終わるとあとは自由にパビリオン内を散策することができます。海の匂いが付いたカーテンやフラスコに入った材料の匂いを嗅いだり、漁で使用していた道具や船の模型などが飾っていて、デジタルではない実物を五感でその文化などに触れることができたので大変有意義な時間を過ごせたと思います。

インドネシア

入り口前では多くのお面がお出迎えしてくれ、そのまま入り口を入ると中には館内自然公園が広がっています。

自然公園の中には植物だけではなく、さまざまな造形物が点在していて見どころもバッチシです。

また、インドネシアは現在のジャカルタから首都移転を掲げていて2045年までには首都がヌサンタラになるそうです。そのことをジオラマをと光やLEDを使って大々的に表現している空間は非常に圧巻でした。

恥ずかしながら私は首都移転のことをこのジオラマを見るまでは知らず、そんな情報を知る機会を与えてくれたのもインドネシアパビリオンの魅力の一つだと思っています。

戦利品

入場してから各パビリオンを巡った中でタダで手に入れることができた戦利品を紹介します。

中国館の扇子

中国館に入場すると扇子を配ってくれました。

猛暑日だったのでとっても嬉しい配布物になるはずが、持つ部分の要がプラスチックで大きくて持ちにくく、扇部分の6枚の羽が独立して繋がっておらず、仰ぐ度に扇が大きくパタパタと音を立てて正直使い物にはなりませんでした。

expo_3

ブラジル館のポンチョ

ブラジル館にふらっと入った後、二つ目の建物で展示物を眺めていたら急に係の人にここにいる人全員今から一列に並んでと言われて何が始まるんだと思っていたら、ポンチョをもらえることに。どうやらブラジル館に訪れた人がランダムでもらえるポンチョのようで、テンションが上がりました。

私がもらったのは緑色のポンチョ。

expo_4

素材はおそらくポリエステルなので、もらったあとはせっかくなので被って万博内を巡りたかったけれど、35度の猛暑で汗だくだくではとてもじゃないがかぶれなかった。

万博の感想

ここからは事前予約に一つも当たらず、なんの事前情報も無しで行った私が感じた万博の感想を語ろうと思います。

事前予約に全て外れても十分楽しめる

事前予約には全部外れてしまって行く前からテンションがダダ下がりで、当日楽しめるのかなと不安でしたが、先ほど紹介した5つのパビリオンを中心に万博は一日中楽しめる結果となりました。

一番行きたかったnull2は入れなかったのは非常に残念でしたが、建物を見るだけでも十分に価値はあったと思います。

ほとんどのパビリオンは映像作品がメイン

事前予約なしで入れるパビリオンのほとんどが、並んで入っても見せられるのが映像作品でした。

正直、映像作品であれば、家でYoutubeなどでも見れるわけだし、わざわざ万博会場に足を運んでまで見るものでもないなと思ってしまった。

そんな状況だから、展示物に力を入れているパビリオンが魅力的に感じてしまった。デジタルが進んでしまったがために安易に映像に逃げてしまうのはどうなのか。

当日予約はストレスの温床

事前予約が取れなくても万博会場内でスマホから当日予約を取ることができます!

・・・という言葉を信じて私もトライしてみました。

それが、何回も何回も挑戦してみましたが、取ることができません。

パビリオンごとに当日予約が可能な時間は異なっていて、それぞれの予約開始時間に何十回とやってみましたが、全然取れずストレスがめちゃめちゃ溜まりました。

予約可能時間を選択
パビリオン/イベントの予約が確保できませんでした。
画面を戻るとまだ先ほどと同じ予約可能時間は残っていたため再トライ
パビリオン/イベントの予約が確保できませんでした。

この繰り返し作業を何十回もした後に結局は全ての当日予約可能な時間帯はありませんの表示が出るだけでした。

また、16時くらいにガンダム館を当日予約した時は数回挑戦してみましたが、毎回エラー画面が出る始末。

当日予約は万博ですることがなくて困っているよっぽど暇な人以外はやめておいた方がいいかと思います。本当に時間の無駄です。おまけにストレスもめちゃめちゃ溜まりますしね。

最後に

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

今回は事前予約に一個も当たらなかった状態での万博に行った私の感想を紹介しました。

結果としては事前予約はなくても十分に楽しめる内容で非常に満足いきました。
ただし、どのパビリオンも映像作品をメインに置きすぎているのが残念でしたね。

これから万博に行く方の参考になれれば幸いです。

それでは、また。

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