第二種電気工事士の学科をクリアした方おめでとうございます!
次は実際に器具を使用してケーブル施工をする技能試験が待っています。
この技能試験はあらかじめ候補問題13問が公表されていて実際の試験ではその内の1問が出題されます。
しかし、どれが出るか分からないから合格を勝ち取るにはやっぱり全ての問題を練習する必要があります。
そこで、問題になってくるのが、ケーブルは何回分を買えばいいのかと言うことです。
問われる配線の形はいろいろありますが、13問の中に被る器具(ランプレセプタクルや引掛シーリング)の結線が多くあるので、13回の中でその被る器具を何回も練習することになります。そのため、一回分のケーブルセットだけ買って、13回練習後に余ったケーブルで自分の苦手分野を練習に費やすだけでいいんじゃないかなと思っています。
そこで、今回はHOZANの第二種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-51を購入した私が問題全13問を練習した後に残るケーブルの長さを紹介していきたいと思います。
練習後に余ったケーブルの長さ
早速ですが、余ったケーブルを紹介しています。
- VVF 1.6-2C 2850mm
- VVF 1.6-3C 2400mm
- VVF 2.0-2C 1600mm
- VVF 2.0-3C 450mm
- VVF 2.0-3C(赤黒緑) 150mm
- EM-EEF 2.0-2C 250mm
- VVR 1.6-2C 200mm
- VVR 2.0-2C 250mm
- IV 1.6 黒 450mm
- IV 1.6 白 150mm
- IV 1.6 赤 150mm
- IV 1.6 緑 50mm

13問を全てやり終えたとしてもVVFを含めて結構な長さが残りました。
ケーブルカットミスを含めてメーカーが余分に配線を入れてくれているのかもしれませんね。
余ったケーブルの活用方法
購入した時はケーブルが13問分の長さだけがきっちりと計測されて入っているのかと思っていたので、思わぬ収穫でした。
個別器具の結線練習
問題13問でよく出てくる引掛シーリングやランプレセプタクルは反復練習ができていますが、露出型コンセントや配線用遮断機や端子台は出てくる問題も限られてくるので余り反復練習ができていません。
そこで、これらの器具は個別にフォーカスを当てて余ったケーブルで数回練習を行いました。特に露出型コンセントと配線用遮断機はそれぞれ1問ずつしか出題されないので、絶対に反復練習は必要だと思います。
リングスリーブ中の圧着
公表問題9にはVVF2.0が2本、VVF1.6が2本でリングスリーブ中による圧着があります。
他の問題にはない特殊かつかなり力の必要な圧着になるので、これも余ったケーブルで個別に練習しました。
それぞれのケーブルを200mmで切り出し、100mmだけシースを剥ぎ、先端2cmだけ心線を出して圧着の練習をしました。
VVRのシース剥き
VVRが使用されている問題は13問中2問しかないこととそもそもがVVFストリッパーがVVRを剥くようにできていないため、電工ナイフを使う方法かVVFストリッパーを工夫して使う方法があります。
1.6mmと2.0mmがそれぞれ200mmほど残っているので、両端の5cmで効率的なシース剥ぎの練習を行っていました。
ちなみに私は電工ナイフは使わず、VVFストリッパーのシース剥ぎ部分で80%くらいの力で挟み、シースを剥ぎ取るスタイルで練習しました。
苦手問題の復習
VVFケーブルに関しては器具個別の結線練習をするだけでも余りある長さが残ってしましました。
この余ったケーブルを有効活用する方法はなんだろうかと考えた結果、もう1問だけ練習しようと思い立ちました。ただし、IVは残っている長さが短すぎるのでIVを使う問題は除くことに。
私の場合は問題1から問題13まで順番に問題を練習していて、一番最初の1問目の練習の際は完成まで90分もかかっていましたが、徐々にコツを掴み始め、問題を進めるうちにタイムは短くなり、13問目の完成にはわずか27分しかかかっていません。コツを掴んだから完成タイムが縮んだのだとは思うけれど、実際に同じ問題を解いたら本当にタイムが縮んでいるのか試したかったのです。
そこで、作業工程がそこそこあり、初回の練習に完成までに時間がかかっていた問題7に焦点を当て問題を再度解くことに。
結果は初回35分に対して2回目は29分で完成。
この結果で自分に実力がついていると確信し、より自信を持てるようになりました。
最後に
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
今回はHOZANの第二種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-51で公表問題13問を全て練習し終わった後に残るケーブルの長さとその活用方法について紹介しました。
思ったよりもケーブルが多く残ったので、いろいろな活用方法ができました。
練習用のケーブルは1~3回分が販売されていますが、集中して取り組める自信があるのであれば、1回分で問題ないと個人的には思います。
私も挑戦する前は不安でいっぱいでしたが、結果的に時間的にも練習的にも1回分で十分だったなと試験が終わってから感じています。
それでは、また。