デオトイレから登場した『飛び散らないねこ型チップ』。
その愛らしい見た目以上に気になるのが、猫砂の飛び散り問題をどこまで解決してくれるのかという点ではないでしょうか。
これまで鉱物チップを愛用してきた我が家で掃除の手間を減らすべく実際に導入して検証してみました。
- 派手に砂をかく猫でも本当に飛び散らない?
- 鉱物チップ使用者が感じた「使い心地」と「ニオイ」の決定的な違い
- メリット・デメリットをレビュー
本当に飛び散らないの?という疑念の思いをお持ちの猫ちゃんの飼い主さんのために、我が家のように鉱物チップから乗り換える価値があるのか、リアルな声をお届けします!
本当に飛び散らないの?
ねこ型チップの一番の特徴である飛び散らないというのは本当なのかを我が家で使用してみた感想を述べていきます。
鉱物チップの場合はトイレから出た後に肉球の間に挟まったチップを足を器用に動かして飛ばしまくっているのをかなりの頻度で目撃していました。
一方、この乗り換えたねこ型チップではそのような仕草は使用し始めてから2ヶ月近く経過していますが、一向にそのような仕草は一才見せず、パッケージに書いてある飛び散らないというのは本当だったようです。
しかし、我が家には2匹の猫がいて1匹はトイレの後は軽くチップをかいて自分の排泄した周辺だけ隠すおしとやかタイプともう1匹トイレの後を含めてトイレの砂の状態が気になると豪快に砂をかきまくる神経質ワイルドタイプがいまして、チップを飛び散らないチップに変えた後も神経質ワイルドタイプがチップを前脚を使って勢いよくかくもんだから結局はトイレ周辺にチップが散乱してしまいました。
飛び散らないねこ型チップに変えることでおしとやかタイプばかりの猫ちゃんを買っている家庭なら全く飛び散らなくなると思いますが、神経質ワイルドタイプが1匹でもいるとチップはトイレの外に出てしまうことになるでしょう。
鉱物チップと飛び散らないねこ型チップの違い
私が感じた鉱物チップと飛び散らないねこ型チップの違いをここからは紹介します。
スコップ
トイレにある猫ちゃんのうんちを掃除する時にデオトイレ本体に付属のスコップを使ってすることになると思います。
鉱物チップは円柱形で小粒なので、トイレの中にあるうんちとその周辺のチップを掬っても何回かスコップを小刻みに振ったらスコップに開いてある穴からチップだけが落ち、スコップの中にはうんちだけが残ってくれるようになります。
その後、我が家ではスコップの中に残ったうんちはそのまま匂わない袋に入れてうんち掃除終了です。
一方、飛び散らないねこ型チップだと粒自体がねこ型という特殊な形をしているのはもちろんのこと鉱物チップに比べて長さがあります。
これによりスコップでチップとうんちをすくい、鉱物チップと同じ要領でスコップを小刻みに振るってもスコップの中をうんちだけにするには倍以上の時間がかかってしまいます。
ニオイ
猫ちゃんの排泄した後の臭いって独特ですよね。
ここでは特にうんちのニオイで違いが現れたのでシェアしたいと思います。
鉱物チップだとうんちのニオイがダイレクトに伝わってきてしまい、別途消臭のために消臭ビーズを購入していました。これを1週間に一回蓋に一杯分入れることでなんとか臭いを抑えることができていました。
一方、飛び散らないねこ型チップでは天然木を使用している影響で上がってくるのはうんちの臭いよりもひのきの香りが強いです。そのため、普段生活している中では特に不快には感じず、消臭ビーズを使うことはまずなくなりました。
シートの上に・・・
飛び散らないねこ型チップは鉱物チップだと全くと言っていいほど感じなかったすのこの下のおしっこを吸収するシートの上に木屑が落ちていることがあります。
おそらく猫ちゃんがおしっこをした後に水分を含んで柔らかくなった木材チップが猫ちゃんがチップを掻くとポロポロと崩れてしまっており、木材を固めて製造している都合上仕方がないのかなと思います。
木屑があるからと言ってすのこよりも上のトイレ部分の掃除が大変ということもないので、私は気になりません。
処分方法
鉱物チップは燃えないごみに分類されるため、生活ゴミと一緒には捨てられず、不燃ごみとして処分しなければなりません。
一方、飛び散らないねこ型チップは燃えないごみと処分することができるので、生活ごみと一緒にゴミ出しすることが可能で楽になりました。
メリット・デメリット
ここからは鉱物チップから飛び散らないねこ型チップに変えた私が感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
ニオイが大幅軽減
木材で作られたチップのため、トイレ周辺は常にひのきのような香りが漂っていて、猫ちゃんがトイレをした直後はさすがに排泄物のニオイの方が勝りますが、少し時間が経過するとひのきのような香りが再び漂ってきます。
処分が手軽
我が家では月1でトイレに入っているチップは全交換していてその度に使い古したチップは燃えないごみとして処分する必要があり少し不便だなと感じていましたが、飛び散らないねこ型チップに変えてからは燃えるごみとして気軽に処分できるようになったので、負担が大幅に減りました。
飛び散りはほぼゼロ
トイレをした後に肉球の間に挟まっているチップをトイレ外にピンッ!と出す行為は飼っている猫どちらにもその動作を見かけなくなったので本当に肉球に挟まらないのだと思います。
デメリット
うんちを回収する時間が微増
デオトイレに付属のスコップでトイレにあるうんちをチップと一緒にすくい上げた後に小刻みに振るってスコップの中にうんちだけを残すのに要する時間が鉱物チップに比べると体感2倍くらいの時間がかかるようになったように感じます。
チップ自体が特殊なねこ型なのと鉱物チップに比べて長さがあることが原因だと感じています。
チップを散乱させる猫がいると飛び散り効果はほぼ無意味
我が家では神経質ワイルドタイプの猫がトイレ後や暇な時などにチップを大胆にシャカシャカする癖があり、その度にトイレ周辺にチップが飛び出て散乱していました。
そこでねこ型チップに乗り換えることで散乱もなくなるかなとかすかな希望をかけて思って購入しましたが、鉱物チップと比べてもトイレ周辺に外に出ているチップの量はあまり変わりませんでした。トイレの入り口の構造を変えるくらいしか神経質ワイルドタイプの散乱を抑える手段はないかなと思いました。
最後に
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
今回はデオトイレの鉱物チップから飛び散らないねこ型チップに乗り換えた私が感じた正直な感想を紹介しました。
結果的には(物理的に)飛び散らないはほぼ不可能と悟って諦めましたが、それを上回るメリットであるニオイや処分方法があるので、我が家ではこのまま飛び散らないねこ型チップに乗り換えることに決めました。
今デオトイレを使用していてねこ型チップに気になっている方の参考になれば幸いです。
それでは、また。
