たくさんのボードゲームがあってどれを購入すればいいかわからない。
そんな方のためにおすすめしたいボードゲームを7つ紹介したいと思います。
私は今まで100種類近くのボードゲームを購入してプレイしてきましたが、プレイ中ダレることなく一番面白く遊べるのは1プレイ30〜45分以内で終わるゲームじゃないかなと個人的には思っています。
そこで、1プレイが30〜45分以内で終わって絶対にハマるボードゲームを7つ集めてみました。
色々あるボードゲームで何を買ったらいいのか迷っている方の参考になれれば幸いです。
海底探検
プレイヤー達は潜水艦の乗組員となり、海底に眠っているお宝をゲットして潜水艦に持ち帰ることを目指すゲームです。
海に潜るためには空気は重要な存在となりますが、このゲームでは貴重な空気ボンベをプレイヤー全員で共有します。
空気ボンベには残数カウンターがあり、海底に眠るお宝をゲットすると次のターン以降はお宝タイルを一枚持っているごとにカウンターを一つ減らさなければなりません。空気ボンベのカウンターを0にしたプレイヤーはその手番まではなんとか最後までプレイできますが、海に潜っているプレイヤーは全員ゲームオーバーになってしまいます。
海底へ進むにはサイコロを2つ振り、出た目を合計した数だけ自分のコマを進めることができます。お宝をゲットした後はそのままさらなるお宝を目指して海底を進むこともできますが、潜水艦に向かってコマを戻すこともできます。しかし、お宝をゲットするとお宝の個数分サイコロで出た目から引かなければなりません。
深く潜れば潜るほど価値の高いお宝が眠っていますが、その分潜水艦に戻って来れないリスクが高まります。
お宝を多く取るために深く潜るか、お宝をゲットしたら安全に潜水艦に戻るかの選択で駆け引きが生まれることがこのゲームの面白さとも言えます。
犯人は踊る
犯人カードを持つ人を探し当てるカードゲームです。
各プレイヤーには4枚のカードが配られ、その中にはこのゲームのキモである犯人のカードが一枚入っていてプレイヤーの中の誰かが隠し持つことになります。
第一発見者のカードを持っている人が場にカードを出すことでゲームがスタートします。その際、ただカードを出すだけでなく今回起こった事件の内容を適当に考えて発表すれば犯人を探すモチベーションはアップしプレイする雰囲気は上がります。
カードの中にはプレイヤー全員あるいは特定のプレイヤー1人とカードを交換したり、特定のプレイヤー1人とカードを交換効果を持つものがあり、犯人のカードは特定のプレイヤーがずっと持っているとは限りません。
この条件下で探偵やいぬのカードを出して犯人カードを持っている人を当てれれば、探偵やいぬのカードを出した人の勝ちとなります。逆に犯人カードを持っている人が手札の最後のカードで犯人カードを出せれば、犯人カードを出した人が勝ちとなります。
他にも細かいルールありますが、これが基本ルールとなります。
1プレイ10分程度でサクッと終わってしまいますが、犯人カードがプレイヤー同士で行き渡るので皆で盛り上がること間違いなしです。
犯人は踊るはボードゲーム好きな友人から誘われて私が初めてプレイしたボードゲームの一つです。人生ゲームくらいしかボードゲームを知らなかった私がそこからボードゲームの面白さに気づきボードゲーム沼にハマっていくきっかけとなりました。
マラケシュ
サイコロを転がして出た目分だけプレイヤー共通の商人コマを動かし、フィールドに自分の色の絨毯を敷いていくというゲーム。
ゲームが終わってゲームの勝敗を争うだけでなく、ゲーム盤を上から見下ろすと完成した色鮮やかなタペストリーのようなに見える映えポイントもゲームの醍醐味の一つです。
このゲームでやることはたったの三つだけ。
- 商人コマの進む方向を決めたらサイコロを振ってサイコロの目だけコマを進める。
- コマが向いている先に自分の色の絨毯を敷く。
- 進めたマスに相手の絨毯が敷かれていたら相手にお金を渡す。
自分の番が来たらこの三つのアクションをひたすら繰り返すだけです。
ルールが非常にシンプルなのでインストにも時間はかからないことに加えて一回の想定プレイ時間が20分と比較的短めなのでサクッとプレイすることができます。
ボードゲームである以上、ゲーム終了時の勝敗で一喜一憂するのはもちろん重要ですが、それ以外にもみんなで置きあった絨毯が織りなすゲームボード上のタペストリーのデザインを眺めるのもグッドな点ですね。
一粒で二度楽しめるボードゲームといったところでしょうか。
ポンペイ滅亡
火山噴火で街が消失したという実話を題材にしたゲーム。
実際に多くの人が命を落としているので少し不謹慎に思う人もいるかもしれませんが、ボードゲーム自体は面白いのでそこはご愛嬌で。
このゲームは大きく分けて前半と後半で異なる二つのルールがあります。
前半
デッキからカードを一枚引いてそこに書かれた分だけ自分のコマを街に配置していく
後半
デッキから火山噴火のカードが引かれたらゲーム後半戦の始まりです。
配置したコマをボードにある街の出口まで移動させます。
コマを一番多く待ちの外まで移動させることができた人の勝ちとなります。
前半はカードが引かれたらコマをボード上に設置していくだけで淡々としていますが、後半になるとターンが進むごとにマグマタイルがだんだん街を覆い尽くしていき、逃げ場を失うかもしれないというスリル感と自分のコマが配置されたマスにマグマタイルが置かれたらそのコマは死亡扱いになり火山に投入されるとんでも設定で面白さは倍増です。
お邪魔者
地下を掘り進めて三つの金鉱の中から隠された一つお宝を探し出す協力ゲーム。
出発点からプレイヤー全員が持つカードを1ターンに1枚ずつ出していき繋げていきます。イメージとしては洞窟を人力でどんどん掘っていって金鉱まで進める感じです。
ただの協力ゲームであればここで説明は終わりなのですが、ここからがこのゲームの醍醐味でタイトルにもなっているお邪魔者。
プレイヤー全員が金塊までたどり着くことを目的とした採掘者とは限らず、中には金塊に辿りつかないことで勝利点を勝ち取ることができるお邪魔者が紛れ込んでいることがあります。
ここがこのゲームを面白くしているルールで、金塊までの道をみんなで順調に掘り進めていたのに急に最短ルートを防いできたり、他プレイヤーの採掘を休止させるアクションカードを使ってくる人がいたらその人はお邪魔者でしょう。
このゲームは最低3人から最大10人まで幅広い人数で遊べるので友達や家族親戚で集まったとしてもみんなでワイワイ楽しみながら盛り上がれるゲームで間違いありません。
キャメルアップ
5頭のラクダのコマを進めて順位や勝敗を予想するレースゲーム。
ボードの中央に置かれたピラミッドには各ラクダのサイコロが一つずつ入っていてピラミッドを操作するとその内一つのサイコロがポロンと飛び出るギミックです。サイコロの目の数だけラクダのコマを前のマスに進めることができます。
もし、ラクダコマを進めた先にすでに別のラクダコマがあった場合は元いたラクダの上におんぶするような形で乗せます。下にあるラクダが移動する場合はそのおんぶした状態で前に進み、もしその状態でゴールとなった場合は一番上にあるラクダのコマが1着となります。
ラクダレースの順位予想は2種類あります。
- ピラミットの中のサイコロが全てなくなったタイミング(レグ)ごとのトップ
- 先頭のラクダがゴールラインを通過した時(最終順位)のトップとビリ
レグごとの順位予想はフィールドに置かれた各ラクダのタイルを取得することで予想できます。早く取れば取るほど点数は高くなりますが、もし予想が外れた場合は最悪の場合点数を失うことにもなってしまうので注意が必要です。
最終順位は手元にある各ラクダのカードをフィールドのトップとベベ予想のスペースにそれぞれ裏側に置くことで予想ができます。
予想が当たっていたら点数が入りますが、外れた場合は点数を失ってしまいます。トップもしくはベベの予想が当たっていた場合、先にカードを置いた人の方が点数が高くなるのである程度レースの決着がつきそうになったら早めにカードを置きたいですね。
レースの予想自体も楽しいですが、ピラミッドからサイコロが出てくるギミックや本当に砂漠でラクダレースをしているように感じるゲームボードとラクダのコマなど世界観がしっかりしていてやっていて本当に楽しいと思えるゲームです。
ドミニオン
場に出ているカードを購入して、自分だけのデッキを構築していくゲーム。
最終的に勝利点カードや勝利点トークンを多く集めるとゲームに勝利します。
ちなみに勝利点カードを購入するとデッキに組み込まれていくことになりますが、ゲームプレイ中は何の役にも立ちません。
ドミニオンの魅力
ここからはドミニオンの魅力について語っていきます。
自分でデッキを作っていく楽しさ
初期デッキは銅貨(財宝カード)7枚と屋敷(勝利点カード)3枚からスタートしていきます。
そこから毎ターン5枚ずつ引いていき、財宝カードを消費して王国カードや新しい財宝カード、イベントカードを使用する権利を購入したりします。
他のデッキ構築型のTCG、(例えば、遊戯王やポケモンカード)だとデッキを組むためにはある程度のお金がないと自分が好きなカードをデッキに入れることができませんし、レアカードともなるとそもそも入手が困難になってしまいます。
その点、ドミニオンは全てのプレイヤーが同じデッキ構成から始めていき、どんな風にデッキを作っていくかは個人の判断に任されます。
現実世界の財力ではなく、戦術や知性によってゲームの勝負が決まってしまうのが非常に面白い点だと思います。
豊富な拡張
ドミニオンは2024年12月現在合計16個の拡張が販売されています。
拡張ごとに様々な要素が加わっていて、ドミニオンの楽しさの幅がぐんと広がります。
最初に販売され拡張の方が比較的複雑さが少なく、最近発売されたものは効果が複雑になりやすい傾向があるので、とりあえず基本の次に何の拡張を購入するか迷ったら、初期の頃に販売されていた陰謀や海辺、異郷を購入を検討するといいでしょう。
ちなみに、私が好きな拡張は暗黒時代です。
初期デッキの構成が屋敷からアクション効果のある避難所に置き換わったり、相手のデッキに干渉する効果のあるアクションカードがたくさん入っていて戦略が大幅に広がってより深くドミニオンの世界を楽しむことができます。
ほぼ無限にあるカードサプライの組み合わせ
ドミニオンをプレイする時は10種類の王国カードをカードサプライとして用意します。
この10種類の王国カードは基本セットだけでも26種類から選ぶことができるので、その組み合わせ方法は約530万通りの組み合わせがあります。
基本セットだけでも全ての組み合わせを遊ぶのに一生かかりそうですが、現在販売されている最新の拡張旭日までで約500種類近くの王国カードが出ているので、全てを組み合わせることで2垓通り(垓は兆の1億倍の単位)もあり、天文学的な規模になります。
この無限のカードサプライの組み合わせがドミニオンの魅力の一つですね。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回紹介した1プレイ30〜45分のおすすめボードゲーム7選を最後にもう一度紹介します。
どれも本当に面白いので、なんのボードゲームを買うか迷っていれば参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは、また。