「骨伝導イヤホンって実際のところ実用的に使えるの?」
と気になっているけど買うまでに至っていない方に今回は私が実際に使用して感じたことをお届けします。
骨伝導イヤホンを導入したきっかけ
骨伝導の技術自体は2003年くらいから登場していた技術でした。
当時は東芝がガラケーの機能につけていたり、ヘッドホンタイプも出ていました。普段使用するには大きくてもっさりとした印象があり、技術としては面白いけれど、使うことはないだろうとスルーしていました。
しかし、時は流れ2022年現在、骨伝導の技術はかなり進化して、気軽につけれることとデザイン的にかなり小型化され、実用に耐えうるだろうと個人的には感じていました。
そんな折、外出時は毎日カナル型イヤホンを使用していた自分に悲劇が起こりました。耳の中が痒くなり、しまいには外耳炎のようにただれてきたのです。
カナル型使用後はイヤーピースには血や耳の中で爛れて出てきた体液などがこびりついており、外出中に音楽や音声サービスを聴くことを日課にしていた自分にとってとてもショックな出来事でした。
外耳炎がひどくなった時は炎症を抑えるために耳の穴に突っ込むカナル型の使用は控え、開放型タイプのイヤホンでしのいでいましたが、それでも開放型タイプのイヤホンの耳穴に触れる部分には耳からの体液がちょっぴりついていたのです。
これは外出時はもうイヤホンで音楽などを聴くのを諦めるしかないかなと思っていたのですが、ふと骨伝導イヤホンの存在を思い出し、速攻で購入しました。
ちなみに、私が購入した骨伝導イヤホンはShoks 製です。
使用してみた感想
届いてみて早速試してみた感想としては実に素晴らしい画期的な商品だったと言うことです。
まず、耳の穴ではなく、耳穴近くの出っぱりである耳介の前あたりに音の発生源を当てるだけで、音が鮮明に聞こえるのです。音漏れに関しては音を上げすぎると多少はしてしまいますが、周囲の人が不快に感じるレベルではありませんし、音量を抑えることができれば、ほとんどありません。
おまけに耳穴を塞がないので、音楽などを聴きながら周囲の音を自然に聴くことができるのです。
カナル型でいう外音取り込み機能を搭載しなくても自然にそれができているってことです。
逆に外の音なんかいらないよって方には付属の耳栓を耳穴に挿入すれば、周囲の音を気にせず、骨伝導によって音楽などを楽しむことができます。ちなみに耳栓をすることでより、クリアに音が聞こえてきます。
使用環境について
それだけ素晴らしい商品なら全ての環境で使える最高なイヤホンじゃん!というかと思いますが、
骨伝導イヤホンには使用に適した環境と適さない環境があると私個人は考えています。
適した環境
- 静かな公園や道路
- 家の中
- 多少のざわつきがあるくらいのお店の中
耳栓をしない状態での使用を想定した場合になりますが、骨伝導イヤホンを使用するには上記のような静かな環境で使用することをお勧めします。
周囲の環境音も適度に耳に入れることができるので、相手との会話も全然可能です。
私の場合は近くの公園に散歩に行く時、家の中で家事をする時やお店で買い物をする時に骨伝導イヤホンを使用しています。
適さない環境
- 車の通行が多い道路
- 電車の中
- 飛行機の中
ちなみにこの環境では耳栓をしない状態を想定しています。
かなり大きな音が発生していると骨伝導から伝わってくる音に比べて、耳穴を通して入ってくる音の方が大きくなるため、全く音が聞こえなくなります。
自動車が走行中に発する音でも途端に聞こえが悪くなりました。電車通勤での使用も想定していましたが、電車の走行音がかなりうるさいため使用には耐えません。
電車の走行音でさえうるさいため、もちろん飛行機の中では使用は不可能と思って間違い無いでしょう。
結局オススメなの?
私個人としては骨伝導イヤホンがオススメなのかどうかは人によると思います。
私のようにカナル型が合わなくて、使用環境が静かな場所に限定されるのであれば間違いなく買うべきだと思います。
家事をしている最中に耳穴を塞がずに音楽や音声サービスを楽しみたいという方にもお薦めです。
逆に通勤時に使用したいという方は耳栓を併用して使うのであれば使えないこともないですが、そうするのであれば、ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンやヘッドホンを使用した方が理にかなっているかと思います。
最後に
今回は徐々に話題に上がってきている骨伝導イヤホンについて紹介しました。
耳穴を塞がずに音が聞こえる体験は一度は味わっていただきたいと思います。
感動することこと間違い無いです。
しかし、これだけ買えば全ての環境の使用で対応できるわけでは無いので、タイプの異なるイヤホンをいくつか所有し、環境に合わせてイヤホンを使い分けていくのがベストかと思います。
私の利用シーンに分けた使い分けを最後に紹介して終わりにしたいと思います。
骨伝導イヤホンが気になる方のお役に立てていただけますと嬉しいです。