【電子コミック】これから遊戯王を買うならカラー版にすべき2つの理由

レビュー
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ジャンプ漫画の中で、最も思い出深い作品は何かと尋ねられたら、私はこう答えるだろう。

遊戯王だと

カードゲームを中心に繰り広げられる熱いバトル、個性的なキャラクターたち、そしてブルーアイズホワイトドラゴンやブラックマジシャンなどのデザインがかっこいいモンスターが魅力の遊戯王は連載終了から年月が経っても色褪せることのない人気を誇っています。

アニメやゲーム、カードゲームとして現在も幅広い展開を続けている遊戯王ですが、その原点である漫画は電子コミックとして「モノクロ版」と「カラー版」の両方が楽しめるのをご存知でしょうか?

今回は、遊戯王の魅力を語りつつ、電子コミックで購入するならカラー版を絶対にお勧めしたい理由について詳しく紹介します!

遊戯王の魅力

遊戯王の魅力は大きく三つに分かれたストーリーのどれもが違った角度から楽しめることと登場するモンスターのデザインにあります。

ストーリー

初期:学園編
中期:カードゲーム編
後期:王の記憶編

それではそれぞれのストーリーについて魅力について語っていきます。

学園編

遊戯王の初期の頃は学園内外の悪どい奴らを懲らしめるために闇のゲームを持ちかけ、負けた相手に対して罰ゲームを行う勧善懲悪的な要素が強いです。

闇のゲームには試験管に入れた危険な薬品を氷のブロックに固定しそれを高熱の鉄板の上で滑らせてアイスホッケーみたいなことをしたり、猛毒のサソリと数枚のコインを靴の中に入れて、コインを靴から取り出していくというめっちゃクレイジーなものがあります。

遊戯王の代名詞とも言えるカードゲームデュエルモンスターズもこの学園編の話の一部から始まりました。遊戯王の人気に火がついたそうです。

カードゲーム編

中期は人気があるということでカードゲームを主軸にしたお話がメインになっていきます。

王国編では全体を通してはとしては面白いですが、デュエリストそれぞれが独自の俺ルールをデュエル中に持ち出して言ったもん勝ちな場面が多くよく見るとアラがあるなという印象があります。

一方、その後に続くバトルシティ編ではそこら辺の曖昧なルールは調整され、カードの効果によって勝敗が決まる部分が多くなってストーリーとデュの両方がきちんと楽しめる構成となっています。

王の記憶編

後期は遊戯の闇の人格の秘密に迫っていくストーリーです。

遊戯王連載当時、中学生だった自分は今までカードゲームで漫画を楽しんでいたのでこの王の記憶編が始まるとテイストがガラリと変わってしまい途中で読まなくなってしまいました。

きちんと最後まで読んだのはカラー版を購入した最近でした。

この王の記憶編はどちらかというとある程度、世界史でエジプト史を勉強したり、ある程度精神年齢が高くなった大人の方が楽しめるでしょう。

最後のファラオの魂を冥界に送るためのデュエルは涙なしでは見ることはできません。

モンスター

作中に登場するゲームに欠かせないのが数多くのモンスターです。

ただプレイヤーたちがカードゲームやボードゲームをやるだけでは味気ない漫画になってしまいますが、遊戯王はそこが違い、そこにかっこいいモンスターが立体的に現れるだけでストーリーを盛り上げる要素となっています。

高橋和希先生のデザインするモンスターはどれも魅力的で特に人気が高いのは主人公の武藤遊戯のブラックマジシャンとライバル海馬瀬戸のブルーアイズホワイトドラゴン

特にブルーアイズに関してはドラゴンのデザインの完成形と言っても過言ではなく、デザインのどれをとっても無駄な要素はありません。

ちなみに、自分が一番好きなモンスターは遊戯の親友城之内のレッドアイズブラックドラゴンです。

全身黒のスリムなフォルムに必殺技名が黒煙弾と厨二心をくすぐる要素が満載で中学生だった自分はこのレッドアイズをデッキに入れて城之内がしようしているカードを集めた城之内デッキを自分で作るくらいとっても好きでした。

電子書籍で購入するならモノクロ版?カラー版?

それでは、その魅力的な遊戯王を今からもし電子書籍で買うならどちらがいいのか。

結論としては断然にカラー版である。

しかし、モノクロ版に比べてカラー版は購入する段階で躊躇する点がある。
それが購入価格だ。

1巻の電子書籍の価格を比べると以下の通りです。
※2025年1月現在

モノクロ版 定価701円
カラー版 定価811円

カラー版だとモノクロ版に比べて一冊あたり110円高く、その差は約1.2倍。

しかし、今から購入するのであれば断然カラー版をオススメしたい。

次からはなぜカラー版をこれほどまでオススメするのかについて語っていきたい。

カラー版をおすすめする2つの理由

没入感がハンパない

ジャンプ掲載時やモノクロ版にも扉絵や表紙は着色したカラー絵はありました。
整った綺麗な絵がカラフルな着色をされていると見ていてもうっとりするほど。

それが、全てのページで見れるとなるとテンションは上がります。しかし、カラー版漫画を購入する前は高橋先生ではない他人が着色しているので、扉絵や表紙とは異なった仕上がりになるのではないかと思っていました。

しかし、いざ購入してみると全ページが高橋先生の着色に遜色ない仕上がりになっていました。
ページをめくるごとにまるでアニメを見ているかと錯覚してしまうほどなのです。

漫画に色という情報が加わることで遊戯王の世界への没入感が色情報がないモノクロ版に比べて2倍は高まるといっても過言ではありません。

何度も読み返すことになるから

遊戯王は少年ジャンプを代表する傑作漫画なため何度も繰り返し読んでしまうこと間違いなしです。

特にデュエルシーンはかっこいいモンスターが次々と登場し、思わず息を呑む大胆な逆転劇も展開されます。きっと一度読んだだけでは満足することはなく、忘れた頃にもう一度読みたいと思うでしょう。

そのデュエルシーンがカラー版になることでモンスターの迫力やデュエルの臨場感が格段にアップします。臨場感が高まりページをめくる度に興奮すること間違いありません。

カラー版だからこそ味わえるこの圧倒的な魅力をぜひ体験してみてください。

最高のデュエル名シーン3選

ここからは私が思う最高のデュエルを三つをカラー版でしか味わえない魅力も含めて紹介していきます。

ネタバレも含むのでまだ未読の人は注意してくださいね。

遊戯 vs 城之内

バトルシティ編で遊戯はマリクに操られた城之内と自分たちの命をかけてのデュエルを強制されます。

マリクからの洗脳を解くために遊戯はデッキに城之内から一時的に預かっている彼の相棒とも言えるレッドアイズを入れて戦います。

一方、城之内のデッキにはマリクによってプレイヤーのライフポイントを削る効果のある禁止カードがたんまり入れられ遊戯を襲います。

デュエル中、城之内の心の中では何度もマリクによる洗脳と自分自身の本来の意思と何回も戦い、最終的には洗脳よりも遊戯と城之内の友情がマリクからの洗脳に打ち勝ちます。

カラー版ではデュエル終盤からの夕日の描写がとっても綺麗でデュエル後の城之内と遊戯がお互いの友情を確かめ合うシーンはより感情が高まります。

遊戯 vs バクラ

バトルシティ編の決勝戦での遊戯とバクラのデュエル。

初めはバクラのモンスターをバッサバッサと倒しまくり優勢だった遊戯だったが、バクラのオカルトデッキの罠にハマってしまい形勢逆転され大ピンチに。

おまけにウィジャ盤が発動してしまい、5ターンが経過すると強制的に負けが確定してしまうハラハラの展開がとってもスリル満点です。

カラー版では遊戯がキーカードのオシリスの天空竜をドローするタイミングで稲妻が走るシーンとオシリスのサンダーフォースがバクラを襲うシーンは鳥肌ものの迫力です。

遊戯 vs アテム

最後に紹介するデュエルは遊戯王の壮大な物語の幕を閉じるクライマックス、遊戯とアテムのデュエル。このデュエルには単なる勝敗を超えた深い意味が込められています。

遊戯が勝利すると千年パズルに宿っていたアテムの魂は冥界へ旅立ち永遠の安らぎを得ることができます。
同時に作中を通してアテム活躍の影に隠れがちだった遊戯自身が真のデュエリストとして独り立ちして大きく成長することも意味します。

一進一退の攻防の末、アテムが切り札の死者蘇生を発動し、オシリスの天空竜を復活させます。しかし、遊戯はそれを完全に計算した上で黄金櫃に入れていた死者蘇生を公開。効果を無効にすることで勝利を確定させました。

死者蘇生は墓地からモンスターを復活させるお互いにとって強力な魔法カード。遊戯があえてこれを黄金櫃に封印したのはカードの能力を封じただけでなく、冥界の魂は現世に決して還ることはないというのをアテム(ファラオ)に暗に伝えたかったのかなと思います。

そして、デュエルに敗れたアテムが冥界に旅立つシーンがカラー版ならではの迫力と美しさが際立っています。

眩い光の中に吸い込まれていくような描写が遊戯たちとアテムの別れが一層感動的に演出され、読書の際により余韻を味わうことができます。

カラー版だからこそ実現できる表現方法でしょう。

最後に

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

今回は漫画遊戯王のカラー版の魅力について紹介しました。

昔遊戯王を紙の本で読んでいて電子書籍版で買い直そうかなと思っている方はモノクロ版ではなく是非ともカラー版をおすすめします。

そして、これから遊戯王を初めて電子書籍で買おうかと考えている方も絶対にカラー版を検討してみてください。

読んだ時の満足度が天と地ほどの差になることは間違いありません。

それでは、また。

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