すでに世界の先進国ではiPhoneがあれば、事業者はそれをタッチ決済端末として利用することができています。
その流れが日本にもやってきていて、2024年5月16日からようやく開始になりました。
果たして、キャッシュレス化が他国に比べて大きく遅れをとっている日本にとってこれはタッチ決済の起爆剤になるのでしょうか?
どんなシステム?
事業者は「エアペイ」や「スクエア」といったアプリを通じ、iPhoneをタッチ決済端末として利用することができてしまう。
従来タッチ決済を導入する際は専用の決済端末を導入をしなければならないというコスト面で大きな障壁となっていたが、iPhoneさえあればその障壁を取っ払うことができてしまう。
上記のアプリを通じて手数料が3%ちょっとはどうしてもかかってしまうが、iPhoneを使用したからといってApple側には追加で決済手数料がかからないのは大きなメリットになるに違いない。
iPhoneだからこそできること
2023年8月時点で日本でのスマホ市場におけるiPhoneの普及率は約70%を占めているため、日本人のほとんどが持っているデバイス端末と言えるだろう。
その所有しているiPhoneもしくは現在使用せずに眠っているiPhoneをそのまま決済端末として利用することができてしまうのだ。
また、iPhoneを現在持っていないといった場合でも日本での普及率を考えると中古端末も多く存在していることは大きなメリットであることは間違いありません。
タッチ決済端末として利用可能なのはiPhoneX以降で、2024年5月時点ではiPhoneXの中古価格は約2万円。タッチ決済端末がこれの倍近くかかると考えるととても安く設備投資ができてしまう。
どんな未来になるのか?
決済端末をコストの面で導入できない飲食店などでキャッシュレス決済をする場合、PaypayなどのQRコード決済を利用していることと思います。
しかし、タッチ決済に慣れている私のような人間からするといちいちQRコード決済アプリを立ち上げて、それを読み取るという行為はかなり面倒と感じています。
正直、現金払いを含めてそんな面倒なことをしなければならないようなお店は私自身ここ最近足が遠のいていっている現実があります。
しかし、これだけめちゃくちゃ普及しているiPhoneが決済端末として利用できるのであれば、今までコスト面などでタッチ決済の導入を渋っていた個人飲食店や個人商店も導入してみようかなと考えるが増えていくのではないかなと思います。
一度味わったらもう他の決済方法に戻れないほど便利なタッチ決済が今後どれくらい普及していくのか非常に楽しみにしています。
日本のキャッシュレス化の遅れをこれからどんどん巻き返していってほしいですね。
最後に
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
今回はiPhoneがタッチ決済端末として利用できるサービスが日本でも開始したことを紹介しました。
これからの日本のタッチ決済普及の起爆剤になってくれると嬉しいなと思います。
それでは、また。