【Codex】ビットコインの自動積立システムをGASとGMOコインAPIで構築してみた。

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BITPOINTで行っていたビットコインのゼロつみたて。
手数料がかからないのが売りだったのだが、残念ながら2026年10月にサービスとしてなくなってしまいました。

それじゃあ、自分で環境を構築して毎月ビットコインを積み立てられる仕組みを作ったらいいんじゃないの?

そんな考えから、ChatGPTのCodexに相談しながら、Google Apps Script(GAS)とGMOコインのAPIを使った自動積立システムを作りました。

チャットで希望する積立方法を伝えてCodexと一緒にコードの作成、エラーの修正、購入テスト、スプレッドシートへの記録機能の追加を進めました。

現在は少額での購入テストを終え、2026年11月から本格運用する予定です。

この記事では、作った仕組みと、実際に試して分かったことを紹介します。

なぜ自分で自動積立を作ろうと思ったのか

元々は2026年3月からBITPOINTでビットコインの自動積立を行っていました。
手数料が全くかからないゼロつみたてを毎月一万円コツコツと行っていたのですが、残念ながら2026年10月にサービスが終了するお知らせを受け取りました。

非常に残念でしたが、終了するものに対してグチを言っていては始まらないのでビットコインを手数料をほとんどかけずに購入できるサービスを提供している会社ってあるのかなと色々調べてみました。

しかし、2026年10月現在でビットコインの自動積立をスプレッドなどを含めた手数料がほとんどかからずに行える会社はないという結論に達し一度は絶望に陥りました。

簡単には諦めず他に道はないかと色々模索している中でChatGPTになんとかならないかと相談してたどり着いた結論がGMOコインのAPIとGASを使った自動積立システム。

自分で一から構築するには絶対に無理なシステムですが、ここ最近ChatGPTのPlusユーザーになった私には自律的にプログラミングやシステムを構築してくれるCodexという強い味方がいたので、鬼に金棒です。

Codexにビットコインの自動積立をGMOコインのAPIを使用してしたいと要望を出し、色々細かい仕様を勝手に組み立ててくれたり、自動積立によってほぼ手数料がかからない前提でGASのプログラミングを行ってくれました。

GMOコインからAPIの設定

Codexにシステムを作ってもらう前にGMOコインで口座を開設してAPIの設定をする必要があります。

Codexからは自動積立に必要なAPIの項目を事前に伺い、GMOコインの管理画面にログインしたあとに暗号資産APIから新規APIの発行をクリック。

gmo_api

とりあえず、自動積立だけをするのであれば、これだけにチェック入れてAPIキーを発行します。あまり多くの権限をAPIに持たせてしまうとAPIキーが漏れてしまった時に大変なことになっちゃうので必要最低限の権限だけにするよう注意しましょう。

発行が完了するとAPIキー、APIシークレットが表示されます。
これら二つのコードはGASでシステムを構築するときに必要になってきます。

GAS(Google Apps Script)とは

GAS(Google Apps Script)とは、Googleが無料で提供しているプログラミング環境です。

GoogleスプレッドシートやGmailなどのサービスを自動操作できるほか、今回作成したビットコインの自動積立システムなど外部サービスのAPIと連携することも可能です。

最大の特徴はGoogleのクラウド上でプログラムを実行できるため、自分のパソコンを起動させる必要がなく指定した時間になったら自動でプログラムを動かせることにあります。

今回作成したビットコインの自動積立システムでは、このGASを利用してGMOコインのAPIにアクセスし、定期的にビットコインの買い注文を出す仕組みを構築しました。

GAS自体は無料で利用できるため、パソコンを24時間稼働させたり、有料のサーバーを契約したりする必要がない点も大きなメリットの一つです。

作ったシステムの仕様

GMOコインでもBITPOINTに引き続き月一万円分のビットコインを積み立てていく予定です。

しかし、BITPOINTで自動積立を行っていた際に感じていたことはビットコインはボラティリティ、いわゆる変動が激しく月に一回の積立では高値掴みをしてしまう可能性が高いなと感じていました。

そこで、今回GMOコインAPI とGASの環境では、自由に積立方法も変えることができるので、一万円を月8回に分割して一回あたり1250円の積立を計画することにしました。

2026年11月から始める細かい仕様は以下の通りです。

項目設定・仕様
購入する暗号資産ビットコイン(BTC)の現物
取引サービスGMOコインの取引所
実行環境Google Apps Script(GAS)
積立日毎月1・4・8・12・16・20・23・26日
開始時刻日本時間の午前5時前後
1回の積立額1,250円
月間の積立予算10,000円
注文方法Best BidへのPost-Only指値注文
注文後の待機時間10分
最大注文回数初回を含めて5回
買えなかった残額次回の積立へ繰り越し
残高不足時購入を見送り、残額を繰り越してメール通知
購入結果Googleスプレッドシートへ記録

1回1,250円という設定は、必ず1,250円ぴったり使うという意味ではありません。
GMOコインではBTCの注文数量を小数点以下第5位までしか受け付けていないため、レート計算で購入に使い切れなかった端数は次回の注文に繰り越される設計にしました。

買い付け価格の自動計算

販売所でビットコインを購入する場合、日本円で注文を出せばビットコインの注文を出せますし、GMOコインがサービスとして提供している自動積立も指定した日本円でビットコインを購入することができます。

一方、これが取引所になると話は別となります。
板に表示されているビットコインの価格から自分の予算に合ったビットコインの取引量を指定して注文を出す必要があります。
取引所の取引をやったことがある人は分かるかと思いますが、この計算が非常にめんどくさいんですよね。

これもGASを使うことで一回の予算額を購入時のレートを元にビットコインの注文数量を自動で計算してくれるんです。

私の場合、GASのコードに自分の予算である1250円を購入時変数に与えておけば、毎回の注文でこの予算からビットコインの注文枚数を自動で計算して発注を行なってくれます。非常に楽です。

Best BidにPost-Onlyで注文する

Best Bidとは、その時点で板に出ている買い注文のうち、最も高い価格のことです。

このシステムでは、その価格に買い指値を出します。
さらに、注文にはPost-Onlyを指定しています。

Post-Onlyとは板に新しく注文を置くMaker取引を前提とした注文方法です。もう一つの取引方法としてTaker取引があります。これはすでに板に並んでいる注文で取引を成立させちゃう注文方法です。

現在のGMOコインのBTC現物取引では、現在のところMakerは手数料が−0.01%。つまり、約定すると手数料を受け取れる設定になっています。ただし、一日あたりの取引金額が少なかった場合はもらうことはできません。私の場合は一回あたり約1250円の注文のため、受け取れるとしても0.1円の手数料。しかし、小数点以下は切り捨てなので、残念ながら手数料はもらうことができません。まぁ手数料がかからないだけでも良しという考えでこのPost-Only注文方式にしています。

一方、もう一つ紹介したTakerだと手数料は0.05%なので、こちらは約定すると手数料を支払うことになります。仮に1250円の取引が成立すると0.6円の手数料が発生。こちらは小数点以下は切り上げなので、取引ごとに1円の手数料が発生するという感じです。

しかし、Post-Only注文をしたからといって必ず注文が受け付けられたり、約定したりするわけではないので注意が必要です。板情報を取得してから発注するまでに価格が変わり一度の注文では約定しないこともあり得ます。

購入プロセスの紹介

具体的な購入プロセスは、次の流れで進みます。

  1. 取引所の最新Best Bidを取得する
  2. 積立予算で買えるBTC数量を計算する
  3. Post-Onlyの買い指値を出す
  4. 約10分後に注文状態を確認する
  5. 未約定なら取消を要求する
  6. 取消完了と約定履歴を確認する
  7. 残額で最新Best Bidへ注文を置き直す

最大注文回数は、初回を含めて5回です。
5回目でも買い切れなければ、運が悪かったとその回の積立を終了し、残額を次回へ繰り越します。

例えば1,250円分をまったく購入できなかった場合、次回の予算は次のようになります。

今回の繰越1,250円 + 次回の積立1,250円
= 次回の購入予算2,500円

注文の一部だけが約定した場合は、購入済み数量と使用金額を確認して残った予算を処理します。
取消を要求しただけで、すぐ次の注文を出すこともしません。取消中に約定する可能性もあるため、注文状態と履歴を確認してから先へ進む仕組みです。

残高不足になったらメールで知らせる

GMOコインAPIで自動積立を始めても、GMOコインの口座に入金しなければ積立をすることはできません。うっかり、入金を忘れることは十分ありえる話ですよね。

そのため、注文前に利用可能な日本円残高を確認し、購入予定額に足りなければ購入を見送ってメールを送る機能も追加しました。

これで入金をつい忘れてしまってビットコインの積立ができなくなることを防ぐ設計になっています。

購入結果はスプレッドシートに記録する

購入後はGMOコインのサイトでも購入履歴は確認できますが、いちいちログインしなきゃいけないし、ログイン後も購入履歴のページに行くには何ページか遷移する必要があります。

そのため、購入履歴を一目で確認しやすいよう、購入されたらその結果を自動でGoogleスプレッドシートへ次の4つを記録するような設計にしました。

項目内容
積立日積立結果を記録した日時
試行回数そのサイクルで何回注文したか
購入ビットコイン数実際に購入できたBTC数量
購入時の日本円購入に使用した日本円

試行回数は、例えば最初の注文で全数量を購入できれば「1」です。
複数回の注文に分かれた場合は、そのサイクルでの注文回数になります。

ちなみにこちらに記載している内容はテスト購入の一回500円で購入した時のものとなります。

取引所価格による日本円評価額も表示する

購入結果だけでなく、積み立てたBTCの現在価値も見られるようにしました。

スプレッドシートには自動で記載されたものを参照して購入BTCの合計数量と日本円評価額を表示しています。

日本円評価額
= BTC合計数量 × 取引所のBest Bid

取引所のBest BidはGMOコインの公開APIから取得した取引所の板情報で拾うことができます。
ちなみにGMOコインの管理画面やマネーフォワードと連携した口座残高で表示されるビットコインの評価額は販売所でのレートを元に計算されています。今後自分が保有BTCを販売所で売却することは考えづらく、Best Bidを使う方がより適切だと考えたからです。

評価額は随時更新されるのではなく、スプレッドシートを開いたときにだけ自動で更新する方式にしました。

購入テストでは、実際にBTCを買えた

最初は500円を追加予算とする購入テストから始めました。

いくらCodexがプログラミングを書いてテストしてくれるとは言っても一回ですんなり行くとは限りません。その過程では、APIのレスポンス形式への対応や、注文エラー後の状態確認など、修正が必要な場面もありました。

例えば、有効注文がないときのAPI応答を想定していた一覧形式で受け取れないケースがありました。
その扱いを修正し、注文状態を確認しながらテストを進めました。

最終的には、実際にBTCを購入でき、購入数量と使用金額をスプレッドシートへ記録できました。

ただし、少額テストではPost-Only注文で無事に一回で購入できたことが続きましたが、長期間にわたって安定稼働することは別です。
来月からの本格運用が始まる最初の1ヶ月程度は注文履歴などGASの実行結果を細かくチェックしていく予定です。1ヶ月正常に動くのであれば、問題ないと判断し、あとは自動で動いてくれると信じ、本当にほったらかしにしようと思っています。

公式積立と比べて、どれくらい得になるのか

期待しているのは販売所価格と取引所での約定価格の差による購入コストの削減です。

ただし、現時点では「年間で何円得になる」と言えるだけの実測データはありません。
同じ時点で公式積立に使われる販売所価格とこのGASの約定価格を比較しないと正確な差は分からないためです。

また、今回の設定では公式積立と購入日時も異なります。最終的な運用成績には、取引コストだけでなく、その間の値動きや指値が約定したかどうかも影響します。

今後は運用結果を記録しながら、実際の購入単価や買えずに繰り越した回数も確認していきたいと思います。

Codexで作ってみて感じたこと

今回よかったのは、「こういう動作にしたい」という希望を、会話を通じて少しずつ形にできたことです。

最初は自動購入だけできたらいいやと思っていましたが、一度システムができた後から積立日の変更、残高不足メール、スプレッドシートへの記録、取引所価格での評価額表示などあったらいいなという機能もどんどんと追加していきました。

改めてアイデアさえあればなんでもできる時代になったなとヒシヒシと感じています。

一方で、お金が動くプログラムなので、コードができたところで完成とは言えませんでした。

APIの応答や注文状態を確認し、エラーが起きたら原因を調べ、少額で実際の動作を確かめる必要がありました。

2026年11月からは、1回1,250円、月8回、合計月1万円で運用する予定です。
購入がどの程度成立するのか、繰越がどれくらい発生するのか、そして購入コストにどれくらい差が出るのか。実際の結果がたまったら、続編で紹介したいと思います。

最後に

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。

今回はCodexを使ってビットコインの自動積立システムをGASで構築したことをお話しさせていただきました。

BITPOINTのゼロつみたてが無くなってこれからどうやって手数料をほぼかけずにビットコインの積立をしていこうかと考えていた矢先にこうしてCodexでビットコインの自動積立システムが構築できてよかったです。

これから暗号資産の自動積立を考えている人はCodexなどのエージェントAIを使ってシステムを構築していくのも一つの手なんじゃないかと思い紹介させていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、また。

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