家の中から物を減らしていくと極限まで物欲がなくなってくるようになります。
そうするとびっくりするくらいお金が本当に浮きます。
その浮いたお金をできれば貯金するのではなく、毎月少しでも投資に回してみてください。
初めはちっぽけな投資額かもしれませんが、時間が経つにつれて自分の大きな資産につながるはずです。
今回は浮いたお金でコツコツ投資するために心がけることをお伝えします。
投資はドルコスト平均法でコツコツと積み立てる
私が投資について右も左も分からない状態で一番初めに始めた投資が個別株投資でした。
チャートや財務諸表分析して買う株を決めて、えいやと買う株を決める。
しかし、これが思うようにうまく稼ぐことはできませんでした。
購入した個別株の中には大化けして倍の株価になることもあって懐がホクホクすることもありましたが、そんなものは稀で、ほとんどが思い通りにならず、損をするばかりでした。
そこで戦略を変更し、大きく個別株に一気に投資するのではなく、インデックス指標に連動する投資信託にコツコツと毎月一定額を投資する手法にしました。
いわゆる、ドルコスト平均法の手法を取ったのです。
このドルコスト平均法のメリットは投資をする時に感情や分析なんか何も要らないと言うことです。
ただ、無心になって自分の決めたタイミング(毎日や毎月や毎年)でただ愚直に投資していく。
株価は生き物なので、将来どうなっているか誰にも分かりません。
経済アナリストたちが将来の株価がどうなるかと真面目な顔をしてテレビで語ったり、文章で主張しているかと思いますが、そんなものはほぼ当たりません。そんな経済のスペシャリストたちでさえ、どうなるか分からないものに私たち素人が時間をかけて分析するのは時間の無駄です。
であれば、自分の毎月の余裕資金をコツコツと積み立てていき、株価のどんな変動にも臨機応変に対応できるようにしていくのがベストだと思うのです。
投資先はなるべく分散しているものを選ぼう
ドルコスト平均法でコツコツと時間をかけて投資していくことは分かったけど、何に投資すればいいかと思うかもしれない。
投資の原則に卵は一つのカゴに盛るなと言う格言がある。これは割れやすい卵を一つのカゴに持っているとその一つのカゴを落としただけで、全ての卵がパァになってしまうという危険性を説いている。
つまり、卵は複数のカゴに分散して持つことで、どれか一つのカゴを落としてしまってその中の卵が全て割れてしまっても、他のカゴに入っている卵は安全なのだ。
この原則に従えば、投資先は分散したほうがいいと気づくだろう。
なるべく分散した投資先、つまり全世界や全米などの企業が幅広く網羅できるインデックス投資信託だ。これを購入することで投資先の分散が手軽に行える。
買うタイミングと投資先の両方を分散することで、たくさんのカゴを所有することができるようになります。
積立NISAを活用する
投資をする際に利益が上がれば嬉しい。しかし、この利益には残念ながら税金がかかってしまいます。
株式にかかる税金は大体20%と決められているため、例えば1万円の利益が出てしまうと手元に残るお金は8千円です。
誰しも税金は払いたくないと思うはず。そこで必ず利用して欲しいのはNISAという制度です。
国が後押しをしている株の利益に税金がかからないという錬金術に近い取り組みです。
そのNISAの中でも積立NISAを選び、コツコツ毎月積立をしましょう。
今現在は年に40万円しかこの非課税で運用できませんが、2024年からは新しい制度が始まるようで、その制度では現行制度3倍にあたる年間120万円の積立投資が非課税で運用できちゃいます。
国から与えられたチャンスを逃さないように絶対に利用しましょう!
株価は毎日チェックしない
投資をしていければ、必ず陥るのが株価や自分が保有している投資の運用成績を毎日チェックすることです。自分のお金を投入しているので、気になるのは仕方ないと思いますが、株価を見たところで何も変わりません。
チャートや株価を見つめていたら自分の思うように市場が動けばそりゃ見る価値はあると思いますが、そんな上手い話はなく、個人の力で同行することは絶対にできません。そんなことに時間を使うのは無駄であることに気づき、一度投資したらあとはほったらかすのが一番です。
そのほったらかし戦略に有効なのが、これまでも散々紹介しきているドルコスト平均法による積立投資です。これでは上がっても下がっても買う金額は変わらないので、気になりません。むしろ、株式を保有している人が落ち込むであろう下落相場の時は少し多めに購入することができるので、ラッキーという感情が湧き起こるでしょう。
さらにこんな話もあります。
一番株式投資で成功している人は株式口座があるけどもうこの世に存在しない人。
その理由はこの世に存在しないということは保有している株を売買していないからです。
株価をチェックしていると株価の動向が気になることに加えて、下落相場では狼狽売りしてしまう危険性があります。投資にとって一番厄介なものは感情です。その感情に支配されないように投資を行うことはとても重要です。
インデックス投資では長期的に見るとほとんどの確率でプラスの運用益をもたらすことが言われています。それを信じて株価はなるべく毎日見ず、長期保有によってもたらされる利益のみを目的に、たま〜に自分の資産をチェックするくらいが自分の体にも心にもちょうどいいですよ。
ゆっくりお金持ちになるのが一番
あなたはすぐにお金持ちになりたいですか?それともゆっくりお金持ちになりたいですか?
大半の人が前者のすぐにお金持ちになりたいと答えるでしょう。
しかし、そんな魔法の方法は残念ながらありません。魔法の方法を無理に探してしまってお金を得るどころか失敗して最悪の場合お金を失う結果になるんです。
投資の神様と言われているウォーレンバフェットでさえ、年に運用資産の20%の利益を出すのがやっとなのです。投資で得られる利益の限界値を知り、一攫千金を夢みず、堅実に投資を行っていくのがベストです。
コツコツ投資を続けて、長期スパンでお金持ちになりましょう!
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回はコツコツ投資のススメを紹介させていただきました。
私自身、投資を数年やってきてたどり着いた結論がこれです。
インデックス投資 x ドルコスト平均法 x 積立NISA x ほったかし
個別株を本格的にやっていた時は毎日株価が気になるからその上げ下げに気になって気になって仕方なかったです。
今ではこの四つのルールを愚直に守ることで生活を行う上で投資のことを頭から忘れることができ、日常生活が快適に過ごせるようになっています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。